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このメールマガジンは、日本フィランソロピー協会主催のイベントにご参加
いただいた方および職員が名刺交換させていただいた方にお送りしております。
ご不要の方は、お手数ですが本アドレスまでご連絡ください。
====公益社団法人日本フィランソロピー協会(JPA)メールマガジン====
https://www.philanthropy.or.jp/
【毎月1日・15日発行(土日祝日の場合は翌営業日)】
===============2024-10-01================
9月21日から23日にかけて石川県能登半島で発生した豪雨災害で被害にあわれた
皆さま、ご親族、関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
先日、難病の患者会を運営する方々とディスカッションする機会がありました。
難病の当事者、家族、支援者などさまざまな立場で、当事者/家族の現状や課題
について意見交換しました。病名告知、葛藤と受容、前向きに生きるための環境づ
くりなど、それぞれの経験を共有する中で感じたのは、「厳しい現実だからこそ、
分かち合える仲間は多いほうがいい」ということでした。とは言え、病気を正面か
ら切り出すのは勇気がいります。そこで、ある団体では、病気の子ども同士が定期
的に集える場を作っています。初めて参加する子も、先輩たちが「自己注射の時間
だからちょっと行ってくるね」「私は車いすだから、その位置だと出入りしやすい」
など、率直に伝え合うのを見るうちに、「病気のことを口に出してもいいんだ」と
いう心持ちになっていく、とのこと。一方、就労に関しては、発病のタイミングが
就職前か就職後か、によって大きな差がある、という言葉もありました。採用時点
で難病であるということを伝えるべきかどうか、悩む理由がここにあります。難し
い問題ですが、どう打開していくか、企業や支援機関を含め、共に考える仲間を増
やしていければと思います。
(宮本 栄)
■ INDEX =============================
・JPAからのお知らせ
・フィランソロピーニュース
・イベント
・募集
=【JPAからのお知らせ】=======================
<出版>
◆機関誌『フィランソロピー』2024年10月号(No.281)を発行
特集テーマ:本のチカラ
古代ローマの政治家であり哲学者だったマルクス・トゥッリウス・キケロは、「本
の無い部屋は魂のない肉体のようなものだ」と名言を残しています。人間は、本と
ともに生き、本は人と人をつないできました。一冊の本との出合いが生き方を変え
ることもあります。
本が持つ魅力や価値を見直し、子どもたちにも読書に親しむことで豊かな人生を切
り拓いてほしい。「本のチカラ」を信じる人たちの、果敢な挑戦に迫ります。
◎巻頭鼎談
本屋と語る「本のチカラ」
辻山 良雄さん(Title店主)
二村 知子さん(株式会社隆祥館書店代表取締役)
河野 通和(京都橘大学客員教授・公益社団法人日本フィランソロピー協会理事)
○特別寄稿
まちに本と“当たり前”に出合える場所を―〈読書の時間〉が目指すもの
田口 幹人(合同会社未来読書研究所代表、NPO法人読書の時間代表理事)
○元気な社会の架け橋
ALL REVIEWS株式会社/関内イノベーションイニシアティブ株式会社/
株式会社小学館集英社プロダクション/広島県立図書館
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/magazine/202410/
◆『共感革命〜フィランソロピーは進化する〜』発売中
フィランソロピーを知りたい、学びたい、取り組みたいすべての方に。
多彩な内容が満載です。
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/30ans/publication/
<セミナー>
◆【経営層向け】エグゼクティブセミナー「ビジネスと人権」
多様な分野から講師をお招きし、それぞれの分野に通底する「人権」「いのち」の
尊さ・危うさを掘り下げていきたいと思っています。日頃は、多忙を極めておられ
る経営陣の皆様に、いったん企業経営者・企業人の枠を離れて、リベラルアーツと
しての「人権」に向き合い、講師や参加者との対話を通して、ビジネスの果たす
「人権問題解決」に向けての役割と可能性を改めて考える機会にしていただければ
幸いです。
詳細:https://www.philanthropy.or.jp/exec/
2024年10月17日(木)から2025年1月28日(火)まで全7回、限定20名。
<座長>河野 通和(こうの みちかず)さん
京都橘大学客員教授、「たちばな教養学校 Ukon(うこん)」学頭、JPA理事
<講師陣>
・第1回:若林 秀樹(わかばやし ひでき)さん
THINK Lobby所長、ビジネスと人権市民社会プラットフォーム代表幹事
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事
・第2回:村木 厚子(むらき あつこ)さん
社会福祉法人全国社会福祉協議会会長
・第3回:鈴木 江理子(すずき えりこ)さん
国士館大学文学部教授
・第4回:小島 慶子(こじま けいこ)さん
エッセイスト、メディアパーソナリティ、東京大学大学院情報学環客員研究員
昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員
・第5回:松村 圭一郎(まつむら けいいちろう)さん
岡山大学文学部准教授
・第6回:稲葉 俊郎(いなば としろう)さん
医師、医学博士、
慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント(SDM)特任教授
・第7回:堂目 卓生(どうめ たくお)さん
大阪大学総長補佐、社会ソリューションイニシアティブ長、
大学院経済学研究科教授
<定例セミナー>
◆第425回 定例セミナー
パリ・パラリンピックが閉幕しました。前回の東京大会より13個多い金メダル獲得
となり大いに盛り上がりました。10月はパラアスリートでありバンクーバー2010
パラリンピック銀メダリストの上原大祐さんに登壇いただきます。アメリカでの選
手生活の中で、障がいのある子どもたちの日本との環境の違いを目の当たりにし、
環境格差の是正を目的の一つとしてNPO法人を立ち上げ、現在は次世代育成にと
どまらない活動をなさっています。定例セミナーでは、パリ・パラリンピックで盛
り上がる機運を捉え、その後の真のインクルーシブな社会の実現に向けての現場の
課題、企業参画の好事例やご自身と企業との協働事例、今後さらに企業に求めたい
ことなどを当事者視点とアドバイザー視点の両面からお話しいただきます。
・タイトル:「パリ・パラリンピック後のインクルーシブ社会づくりに向けて
〜当事者・アドバイザーの視点から企業との協働事例を語る〜」
・日時:2024年10月23日(水)15:00〜17:00(14:45開場)
・登壇者:上原 大祐(うえはら だいすけ)さん
認定NPO法人D-SHiPS32 代表理事
アイススレッジホッケープレーヤー
バンクーバー2010 パラリンピック銀メダリスト
・会場:株式会社 丹青社(東京・品川)
・定員:40名
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/425/
◆第426回 定例セミナー
11月は、日本で初めての本格的ワイン醸造所 牛久シャトー(茨城県)と、その
葡萄づくりを担う少年院(茨城農芸学院)に伺い、農福連携の現場を視察します。
ワインづくりは、地球温暖化、生物多様性、地域創生、農福連携、次世代育成な
ど、さまざまな分野におけるサステナビリティに深くかかわっています。その中
でも牛久シャトーは地元の少年院 茨城農芸学院と葡萄の栽培において連携し、
2024年5月、茨城農芸学院の葡萄を使用した第一号ワインが発売されました。
当日は茨城農芸学院に伺い、院長からのお話に続き、農作業に励む生徒たちの様
子を視察後、牛久シャトーでランチ・視察を行ないます。
ワインづくりが人づくりにつながる農福連携ワインによる地域創生の可能性を、
また、そこに、企業としてどう関われるか、を考える機会にしていただければ、
と思います。
・タイトル:「ワイナリー×少年院の農福連携事業視察」
・日時:2024年11月8日(金)10:30〜15:30(9:50 JR牛久駅集合)
・形式:茨城農芸学院の視察、牛久シャトーでのランチと視察
・会場:茨城農芸学院、牛久シャトー
・登壇者:茨城農芸学院長
樋口 光平(ひぐちこうへい)さん
牛久シャトー株式会社代表取締役
川口 孝太郎(かわぐちこうたろう)さん
・定員:18名
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/426/
<奨学金>
◆東京海上日動あんしん生命 給付型奨学金 受付中
疾病により保護者を失った遺児で、経済的理由により進学が困難な方への
給付型奨学金制度です。今年で9年目となります。
・締切:2024年10月31日(木)当日消印有効
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/anshin/
<助成>
◆田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム第13期 助成団体募集
難病患者の「生活の質(QOL)向上」のために、難病患者団体、支援団体が
実施する活動への助成金プログラムです。
・募集期間:2024年10月1日(火)〜11月15日(金)
・オンライン説明会(要事前申込):
2024年10月15日(火)18:00〜19:00
2024年11月1日(金)12:00〜13:00
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/tenohira/
=【フィランソロピーニュース】(順不同)=================
◆1. こども家庭庁
10月は「里親月間」
〜里親制度に対する理解を進めるための集中的な広報啓発を実施〜
・詳細:https://www.cfa.go.jp/policies/shakaiteki-yougo/satooya-gekkan/
◆2. 環境省
10月は「食品ロス削減月間」
〜食品ロスの削減に向けた取り組みについての集中的な普及・啓発を実施〜
・詳細:https://www.env.go.jp/press/press_03757.html
◆3. イオン株式会社
「食品ロス削減月間」の10月に全国のイオンで取り組みを強化
イオン フードドライブを16社約2,000店舗で拡大実施
・詳細:https://www.aeon.info/wp-content/uploads/news/pdf/2024/09/240926R_1.pdf
◆4. 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行
東京都板橋区にこどもの居場所拠点を開設
・詳細:https://www.smbc.co.jp/news/pdf/j20240924_02.pdf
◆5. 株式会社ファンケル
横浜市立みなと総合高等学校が実施する「食育実践 無料朝食イベント」に発芽米を
無料提供
・詳細:https://www.fancl.jp/news/20240077/news_20240077.html
◆6. パナソニック ホールディングス株式会社
参加国代表の子どもたちが国を越えた交流を楽しみ、互いの作品を称えあう「キッド
・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルサミット2024」子どもたちの映像作
品への投票を開始
・詳細:https://news.panasonic.com/jp/topics/205890
=【イベント】============================
◆1. 紛争下における南スーダンの少女たちの状況
国際ガールズデーにちなみ、南スーダンや隣国スーダンから戦火を逃れて避難して
いる少女の現状や実態、さらに南スーダンにおける政府やUN Womenの取り組み
について現地から報告されます。
・主催:認定NPO法人国連ウィメン日本協会
・日時:2024年10月6日(日)16:00〜17:30
・会場:オンライン開催
・詳細:https://www.unwomen-nc.jp/?p=4436
◆2. 「産官学連携 再犯防止推進 安全・安心な社会を目指すシンポジウム」
これまで犯罪や非行をした者と関わる機会がなかった方を対象に地域における再犯
防止の取り組みについて、その現状を知ることでより身近に感じ、地域の安全安心
につながる活動として、可能な形で支援、参画していただくことを目的として開催
されます。
・主催:丸善雄松堂株式会社
更生保護法人日本更生保護協会
認定特定非営利活動法人全国就労支援事業者機構
法務省
・日時:2024年10月16日(水)13:00〜17:00
・会場:東京ダイヤビルディング5号館1階TDBホール(東京都中央区)
・詳細:https://yushodo.maruzen.co.jp/event/74syamei/
◆3. グローバル飲料メーカーとしてのサステナビリティ活動
「世界で最も影響力がある女性100人」に選出された、サントリー食品インターナ
ショナル株式会社代表取締役社長小野真紀子さんによる講演です。
・主催:新潟大学日本酒学センター
・日時:2024年10月18日(金)18:30〜19:30
・会場:新潟市民プラザ(新潟市)および
オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://sake.niigata-u.ac.jp/4020/
◆4. もしもFES大阪2024
地震発生時、家に居た時、オフィスに居た時、何を備えて、どう行動すれば命を守
れるかを楽しく体験するイベントです。
・主催:全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済coop)、
朝日放送グループホールディングス株式会社
・日時:2024年10月26日(土)・27日(日)10:00〜17:00
・会場:グランフロント大阪 うめきた広場メインスペース(大阪市)
・詳細:https://sousei.asahi.co.jp/moshimo-fes2024/
◆5. 映画「プリズン・サークル」上映会
"犯罪者"として刑務所にいる人の多くに被害体験があることがさまざまな研究や
調査で明らかになっています。この映画は、実査に島根あさひ社会復帰促進センタ
ーという官民が協働して運営している刑務所で行なわれているプログラムの様子を
追ったドキュメンタリーです。
・主催:東京大学
・日時:2024年10月26日(土)13:00〜15:20
・会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(東京都目黒区)
・詳細:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0109_01069.html
◆6. だいたいおっけー展
認知症のある方が生きる世界の豊かさに突き動かされて制作した作品が展示されま
す。
・主催:慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 堀田聰子研究室
一般社団法人人とまちづくり研究所
早稲田大学基幹理工学部表現工学科 橋田朋子研究室
・期間:2024年12月18日(水)まで
・会場:福岡市認知症フレンドリーセンター(福岡市)
・詳細:https://daitai-ok.studio.site/
=【募集】=============================
◆1. 環境保全プロジェクト助成
環境に関する分野で、実践的活動や普及啓発活動を行なうプロジェクトに対して助
成。
・主催:公益財団法人SOMPO環境財団
・締切:2024年10月31日(木)
・詳細:https://www.sompo-ef.org/project/project.html
◆2. 環境市民活動助成
(1)活動助成
市民が主体となって行う環境活動を1年間支援。
(2)NPO基盤強化助成
地域の環境課題解決のために行なう革新的かつ持続可能な自主事業の構築・
確立を目指すNPO法人の活動を原則3年間支援。
・主催:一般財団法人セブン-イレブン記念財団
・締切:2024年10月31日(木)
・詳細:https://www.7midori.org/josei/
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