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このメールマガジンは、日本フィランソロピー協会主催のイベントにご参加
いただいた方および職員が名刺交換させていただいた方にお送りしております。
ご不要の方は、お手数ですが本アドレスまでご連絡ください。
===公益社団法人日本フィランソロピー協会(JPA)メールマガジン===
https://www.philanthropy.or.jp/
【毎月1日・15日発行(土日祝日の場合は翌営業日)】
==============2024-12-02================
冬の便りが各地で聞かれる頃となりました。
先日、出張で能登にある当協会の農福連携事業の実行団体の視察を兼ねて、奥能登、
輪島市等を訪ねることができました。
私はかつて東日本大震災に遭い、故郷の海や思い出の街が跡形もなく壊れるという
経験をしました。それでも東北は多くのご支援のもと復興の道を歩み続けています。
ですから今回の出張でも能登の復興の足取りを少しでも見たいと思っていました。
とはいえ、能登では、地震後に襲った水害により、未だに全国からたくさんのボラン
ティアが駆け付けている状態で、泥だらけの過酷な現場を目の当たりにしました。手
つかずの倒壊家屋や、あちこち隆起して形が変わってしまっている奥能登の海岸線の
姿に厳しい冬の訪れを憂えずにはいられませんでした。
そんな中でも能登では郷土で生きることを決して諦めない人たちが数々のプロジェク
トを立ち上げ、被災者の心や生活を支えていました。
当農福連携事業の実行団体・社会福祉法人佛子園は、「NOTO,NOT ALONE研究所」
や「輪島カブーレ」を立ち上げ活動しています。輪島市朝市に近接する「輪島カブー
レ」は温泉施設や健康増進事業により被災者の拠点となっていました。被災地の夜の
闇の中、ひときわ明るく温かい灯りが光る一軒に人が集っていました。仮設住宅での
「復興横丁」建設計画など「創造的復興」に向けた佛子園の奮闘は現在も続いていま
す。
当協会では12月6日定例セミナーで能登半島被災の現状を取り上げます。
日本のどこでなにがあっても私たちは共に生きていくこと、そして、誰も孤独にしな
い社会のあり方について一緒に考えていただけたらと願っています。
東北の被災地で凍えていた日、たくさんのボランティアや企業が私たちを助けに来て
くれました。あの日、一人ではないと思えたことが一番の勇気となりました。
(千田早苗)
■ INDEX =============================
・JPAからのお知らせ
・フィランソロピーニュース
・イベント
・募集
=【JPAからのお知らせ】=======================
<理事長ブログ>
『理事長・高橋陽子のブログ』を更新しました。
第41回/全国矯正展に行ってきました
https://www.philanthropy.or.jp/blog/041/
<出版>
◆機関誌『フィランソロピー』2024年12月号(No.282)を発行
特集テーマ:民主主義の危機と「ローカルメディア」の役割
英国のオックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所がまとめた国際比較調査
「デジタルニュースリポート2024」(47カ国、約9万5000人を対象)によれば、
10人中4人(39%)が、ニュース報道を敬遠していることが明らかになりました。
世界的に拡がる「ニュース砂漠」が社会問題化する状況下で、ローカルメディアは
私たちの暮らしや地域に役立つ信頼性の高い情報をどのように発信し、地域社会の
課題解決に貢献できるのか。
内外の事例から、ローカルメディアの役割と未来について展望します。
◎巻頭インタビュー
ローカルメディアの未来展望
村上 圭子さん(NHK放送文化研究所メディア研究部 研究主幹)
○元気な社会の架け橋
岡山放送株式会社/一般社団法人こどもみらい研究所/株式会社西日本新聞社
○アメリカ便り
ローカルメディアの危機を救えるか
ワシントンDCの「ローカルニュース基金法」
ガイガー敦子
○デンマーク便り
「そもそも何のために?」という疑問を大切に
デンマークのコンストラクティブジャーナリズム
ニールセン北村朋子
○コミュニティ放送の現状と課題
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/magazine/202412/
◆『共感革命〜フィランソロピーは進化する〜』発売中
フィランソロピーを知りたい、学びたい、取り組みたいすべての方に。多彩な
内容が満載です。
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/30ans/publication/
<定例セミナー>
◆第427回 定例セミナー
2024年元旦に起きた能登半島地震からもうすぐ1年が経とうとしています。
12月は能登半島の現状を聞き災害支援について皆さまと考えたいと思います。
多くの災害現場で直接支援にあたってきた一般社団法人ピースボート災害支援
センター 理事/事務局長、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
共同代表である上島安裕さんをお迎えし、能登半島地震・水害の概況と災害支
援に際して企業に望むことをお話いただきます。企業の支援事例として大日本
印刷株式会社からは現地でのボランティアの様子を、サントリーホールディン
グス株式会社からは、この1年間の多方面からの支援策をご紹介いただきます。
今後の災害支援に対して企業の支援の意義や具体策を考えると同時に、まだま
だ支援ニーズが高く、関連ニュースにより能登半島災害への支援の気運が高ま
るであろうこの時期、是非、貴社内での能登半島支援策の参考にしてください。
・タイトル:「能登半島の現状と企業の支援事例を知り、
これからの災害支援を考える」
・日時:2024年12月6日(金)15:00〜17:00 ※12月5日(木)正午締切
・会場:日鉄興和不動産株式会社(東京・溜池山王)
・登壇者:<災害支援の現況と能登半島地震での課題>
●上島 安裕(うえしま やすひろ)さん
一般社団法人ピースボート災害支援センター 理事/事務局長
特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム 共同代表
<プロフィール>
2007年の中越沖地震から人道支援活動をはじめ、国内外で80を
超える国と地域で活動を行なってきた。現在は認定NPO法人
ジャパン・プラットフォーム(JPF)共同代表理事/認定NPO
法人全国災害ボラティア支援団体ネットワーク(JVOAD)運営
委員/災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)
幹事/震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)幹事/災害支援
DXイニシアティブ 理事/一般社団法人災害協働サポート東京
(CS-Tokyo)理事/防災・減災日本CSOネットワーク(JCC-
DRR)共同フォーカルなどを兼務している。
<企業による支援事例紹介>
●サントリーホールディングス株式会社
●大日本印刷株式会社
・定員:40名
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/427/
<イベント>
◆【寄付月間2024シンポジウム】寄付のあり方を再定義する
〜社会課題解決にレバレッジをかけるお金の使い方〜
寄付の未来を一緒に考えるシンポジウムです。社会課題解決に向けた新たな
「お金の流れ」を生み出す最前線で活躍するリーダーたちを通して、寄付が
持つ力を最大化する方法や新しい取り組みの可能性を探ります。
JPAは2015年から推進委員会共同事務局として寄付月間を支えています。
・主催:寄付月間共同事務局
・日時:2024年12月17日(火)18:30〜20:30
・会場:東京イノベーションベース(東京都千代田区)および
オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://giving12.jp/news/8453/
=【フィランソロピーニュース】(順不同)================
◆1. 農林水産省
農福連携に取り組んでいる優れた事例を「ノウフク・アワード」として表彰
・詳細:https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/241121.html
◆2. 株式会社電通、株式会社福島民報社、株式会社岩手日報社
全国から防災の視点を集めて世の中に共有する「防災新視点」をスタート
・詳細:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/1120-010805.html
◆3. サントリー食品インターナショナル株式会社、
アサヒ飲料株式会社、キリンビバレッジ株式会社 ほか
飲料業界『社会課題対応研究会』を発足
・詳細:https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1538.html
◆4. パナソニック ホールディングス株式会社
JICAと協働し、ケニアの無電化地域にソーラーランタンを寄贈
〜女性や少女たちの教育、健康、収入向上の機会を支援〜
・詳細:https://news.panasonic.com/jp/topics/206014
◆5. 大同生命保険株式会社
子どもたちに約1.7万食分の食事代を寄付
〜「秋のウォーキングキャンペーン」を通じたSDGsへの貢献〜
・詳細:https://www.daido-life.co.jp/company/news/2024/pdf/241126_news.pdf
◆6. 株式会社阪急阪神ホテルズ
里親制度の普及や子ども支援活動に役立てるため、クリスマス期間の収益の一部を
日本こども支援協会に寄付
・詳細:https://www.hankyu-hotel.com/-/media/topics/2024pdf/20241106_1400.pdf
=【イベント】============================
◆1. 支援する、される、すべての人が尊重されるために。
〜アンコンシャス・バイアス研修でより良い組織づくりと支援を〜
年齢や性別、国籍、文化、障がいの有無等に対するアンコンシャス・バイアス(無
意識の思い込み)が、時に相手を傷つけ、組織や支援の質を低下させてしまう可能
性があります。公平で質の高い支援を実現するために、支援現場や組織におけるアン
コンシャス・バイアスの影響への対処法を学びます。
・主催:特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
・日時:2024年12月10日(火)12:30〜14:00
・会場:オンライン開催
・詳細:https://www.janic.org/blog/2024/10/29/hapic-unconsciousbias/
◆2. 伝承団体交流会
〜いのちを守るための民間震災伝承〜
震災の日の出来事、震災の日から伝え続けてきた思いをふりかえり、私たちが何を
伝え、未来の命をどう守るのか一緒に考えます。
・主催:公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
・日時:2024年12月11日(水)13:00〜16:00
・会場:仙都会館(仙台市)および
オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://311mn.org/info50
◆3. ミーツ・ザ・ボランティア 2024
「ボランティアって、興味はあるけど始め方がわからない」「そもそもどんな活動
があるの? 私にもできるのかな?」そんな方に、ボランティア活動に触れられる
機会を大阪の”まちなか”につくります。
・主催:大阪市
・日時:2024年12月14日(土)10:00〜14:30
・会場:京阪天満橋駅 駅前広場(大阪市)
・詳細:https://osakavol.org/lecture/volunteer/meetsthevol2024.html
◆4. 子どもの権利条約批准30周年シンポジウム
「VOICES:『意見表明権』が当たり前の社会へ」
子どもも大人と同じ権利の主体と規定した子どもの権利条約を日本が批准して今年
で30年です。子どもの権利保障の実情を振り返り、今後どのように権利条約を社会
に浸透させるか、意見表明権の視点から深堀りします。
・主催:東京弁護士会
・日時:2024年12月14日(土)13:00〜16:30
・会場:弁護士会館(東京都千代田区)および
オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://carillon-cc-news.blogspot.com/
◆5. 企業とNPOの共通言語で実現する社会的インパクト
〜子ども分野における実践事例から〜
子ども領域に関わるソーシャルセクターと企業が、それぞれの立場での実践的な工夫
や取り組みでの課題を共有します。その上で、社会課題解決に向けた相互理解の方法
や目指すべき方向性、具体的な今後のアクションについて議論することで、さらなる
協働の輪を広げていきます。
・主催:認定NPO法人Learning for All
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
・日時:2024年12月16日(月)13:30〜17:00
・会場:オラクル青山センター(東京都港区)
・詳細:https://learningforall.or.jp/news/241126
◆6. 第15回大阪ホームレスクリスマスパーティ
ホームレス状態の人と市民が一緒に、暮れのひとときを楽しく温かい気持ちで過ご
します。ホームレス状態当事者による実行委員会が主導で 、ダンスや舞台、講談
など参加型の催しと食事などを楽しみます。
・主催:大阪ホームレスクリスマスパーティ実行委員会
認定NPO法人ビッグイシュー基金
・日時:2024年12月20日(金)18:30〜20:30
・会場:大阪市中央公会堂
・詳細:https://bigissue.or.jp/2024/11/24111901/
◆7. 企業とNPOのそれぞれの強みを活かした協働による被災地支援
〜それぞれの仕掛けや取組み背景を掘り下げる〜
企業とNPOの能登半島地震の被災地での協働事例や支援の取り組み事例をもとに、
今後の被災地支援のあり方やより良い協働について考える契機とします。
・主催:社会福祉法人中央共同募金会
・日時:2024年12月23日(月)14:30〜17:00
・会場:新霞が関ビル(東京都千代田区)および
オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://www.akaihane.or.jp/news/kigyou/38545/
=【募集】==============================
◆1. 積水ハウス マッチングプログラム
(1)子ども基金
次世代を担う子どもたちの育成を目的に、子どもたちの幸せ・育成に関わる活動
に対して助成。
(2)環境基金
豊かな住環境や自然環境の創造を目的に、環境配慮・地域活性化に関わる活動に
対して助成。
・主催:積水ハウス株式会社
・締切:2024年12月27日(金)
・詳細:https://www.sekisuihouse.co.jp/matching/
◆2. こども食堂継続応援コース、こども食堂スタートアップ応援コース
こども食堂をはじめとする居場所作り等の事業に対して助成。
・主催:一般財団法人カゴメみらいやさい財団
・締切:2025年1月17日(金)
・詳細:https://kagome-miraiyasai.or.jp/support/
◆3. プロロジス 就活応援奨学金
児童養護施設出身で2026年春に就職活動に臨む学生を対象とした給付型奨学金です。
JPAは本プログラムに協力しています。
・主催:一般財団法人プロロジス財団
・締切:2025年1月31日(金)
・詳細:https://www.prologis.co.jp/press-releases/241128
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